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陰と陽の考え方②

 

和漢薬膳食医/薬膳アドバイザーの宮寺 花綸です。

 

前回の続きですが今回は人体の陰陽、薬膳における陰陽のお話をしたいと思います。

 

陰陽の考え方は人体にもあてはめられて、治療の目安となっています。

 

身体の上部は「陽」、下部は「陰」、体の皮膚などの体表面を表す言葉は「表(ひょう)」は「陽」でお腹は「陰」。

 

五臓六腑では五臓が「陰」、六腑が「陽」となります。

 

体質については「陽」が盛んな状態を「陽証」、「陰」が盛んな状態を「陰証」と呼びます。

 

陽証のタイプは、顔が赤く、暑がり、良くしゃべる、唇やのどが乾燥し、冷たい水を飲みたがる、話し声が大きい、便秘がち、尿の色は濃く量は少ない、舌苔は乾いて黄色いなど。

 

陰証タイプは、顔は白く、身体が重くだるい、話声が低くて弱い、静かであまりしゃべらない、食が細く、熱い飲み物を欲し、軟便、尿の色は薄く澄んで量が多い、舌苔は湿っていて滑らかなど。

 

 

陰と陽が調和しているときは健康ですが、いったんバランスが崩れると体は不調の未病状態となり、さらに進むと病気になると考えます。

 

体内の陰陽のバランスの崩れは、「陽」の不足には「陽」を補う食べ物を、「陰」の不足には「陰」を補う食べ物を用いて、中庸に近づけるために薬膳を作り、陰陽のバランスを整えます。

 

更に陰陽に加えて、五行説を使う事も薬膳に応用されていて、料理を作る上で大切な考え方です。

 

東洋医学がバランスの医学と言われる理由にこの「五行説」があります。

 

五行とは自然界も人体もすべてのものを「木・火・土・金・水」の5つの性質に分けて、全体のバランスを保つ仕組みのことです。

 

 

次回は、薬膳における、五行の考え方をお話してゆきたいと思います。


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