①胃腸に熱がこもるタイプ
このタイプは体内の熱が食欲を増させ、ますます「辛いもの・油っこいもの・冷たいもの・甘いもの」に走るという悪循環のため、一旦お通じから熱を体の外に出すまで、食事の量を減らし消化の良いものを食べることを続けます。
2週間を目安に、食生活の徹底改善が必要です。
◆おすすめ食材
ハト麦、小豆、豆腐、菊花、苦瓜、いちご、バナナ、あさり、カニ、昆布、鴨肉、チーズ、しょうゆ、塩、味噌、緑茶、麦茶など
涼寒性の野菜をたくさん摂ることがおすすめです。
◆おすすめ漢方
緑豆、葛、大黄甘草湯、大承気湯、小承気湯など
◆オススメのツボ
上巨虚、内庭
②大腸の動きが滞ることよる便秘
イライラ、不安、思い通りにいかない、見通しが立たないなど、「ストレス」により腸の動きが悪いタイプ(前回の症例でご紹介した方もこのタイプが強い)。
体を巡らすには体にリズムをつける習慣を。
運動の習慣、自分に最適な睡眠時間を見つける習慣、定期的に体をリラックスさせたりメンテナンスをする習慣など。
生活の波を小さくしたいタイプなので、がっつり運動する場合は朝の瞑想やヨガで腸を起こすのがおススメです。
◆おすすめ食材
みょうが、コショウ、蕎麦、ピーマン、とうもろこし、オクラ、さやえんどう、キャベツ、レタス、春菊、桃、みかん、くらげ、のり、ひじき、酒、味噌、酢など
◆おすすめ漢方
陳皮、ジャスミン、通導散、半夏厚朴湯+麻子仁丸など
◆オススメのツボ
太衝+合谷
③陰血(血液、体液)の不足による便秘
「枯れる」という言葉に表されるように、乾燥やツヤ、体の水分や血液が不足しています。
お通じがコロコロ硬く出にくいです。
出産後や病気によりお通じを出すのに苦労している方、長い目でこの状態を改善していく必要があります。
常に周りに気を配り動いているような方は陰血を消耗しやすいですので、食事の回数を増やすなどして細かく食事を摂り、休む時間を作ることがおすすめです。
◆おすすめ食材
黒ゴマ、白ごま、 黒米、黒豆、小豆、あわ、豆腐、枝豆、ほうれん草、チンゲン菜、人参、トマト、黒・白きくらげ、白菜、山芋、ぶどう、梨、リンゴ、栗、いわし、牡蠣、イカ、カニ、昆布、羊肉、豚肉、卵、チーズ、牛乳、黒砂糖、はちみつ、オリーブ油、紅茶など
◆おすすめ漢方
金針菜、枸杞の実、松の実、潤腸湯、麻子仁丸、五仁湯など
◆オススメのツボ
三陰交、膈兪
④脾、腎の陽気不足による便秘
お腹全体、下腹部を触ると冷たい感じがする、冷えて足首やふくらはぎが浮腫んでいる、冷えタイプ。
ご自身の「温める力」を高めることが必要です。
毎日下半身を動かすことをしましょう。
パワー不足でもあるので、長湯や激しい運動はただただ疲れます。
徐々に強度を上げて無理ない範囲で行いましょう。
◆おすすめ食材
生姜、ナツメグ、シナモン、八角、丁字、唐辛子、よもぎ、ねぎ、らっきょう、さくらんぼ、サバ、ウナギ、エビ、牛肉、鶏肉、酒、黒砂糖、紅茶など
※生もの冷たいもの、過度な塩分、消化に時間のかかるものは控えましょう。
どうしてもお刺身などを食べたいときは、お吸い物や熱燗など温かいものを同時に摂りましょう。
◆おすすめ漢方
八味地黄丸、済川丸など
◆オススメのツボ
関元へのお灸、湧泉
今月の満月の日
1月29日(金)21:00~
MIUHARI先生の満月セルフケア インスタライブを開催します
Kampo.Beauty.Projectのインスタをフォローいただければ、どなたでもご参加できます
↓
https://www.instagram.com/kampo.beauty.project?utm_source=qr