こんにちは。
【姿勢美人プログラム】でご好評頂いております、東京都 練馬区 石神井公園駅前、クオラ整骨はり灸院の【中川 由美】です。
症例報告2回目は、急激に腰痛が出てしまった患者さんです。
そのとき身体に、どのようなことが起こっているのかを、実際のMRI画像を使ってご説明していきたいと思います。
※患者さんのご了解を得て掲載しています。
【68才・女性】
職業:主婦
受傷機序:以前より腰痛を持っていたが、今回、重いものを右後方に強く引いた際に、腰部から右下肢に激痛が走り動けなくなる。
その瞬間をご本人は、「ゴリッと音がした」という感覚を持たれておりました。
来院時は、歩行困難、カフサイン(咳き込みで痛む)(+)、疼痛緩和肢位(左に傾く)を取られています。
徒手検査において、腰部階段状変形(+)、SLR右(+)、MMT(TA/EHLともに)4、右下肢シビレ(+)が認められ、【腰椎変性すべり症】が疑われます。
【今回の患者さんのMRI画像(T2)】
後日、MRI検査にてL4/5間の腰椎変性すべり症、脊柱管狭窄、椎間孔狭窄が確認できました。
【腰椎変性すべり症】とは?
すべり症は、背骨(脊椎・せきつい)同士が前後にずれた状態を指します。その中で、椎間板の老化による不安定性が原因でずれたものを「変性すべり症」と呼びます。
変性すべり症は、腰痛・下肢痛だけでなく、脊髄の通る管(脊柱管・せきちゅうかん)が狭くなるため、馬尾(ばび)神経の圧迫による脊柱管狭窄症の症状も現れます。
歩行によって下肢痛やしびれ感が出現し、前傾で休むと軽快する間欠性跛行(かんけつせいはこう)と呼ばれる症状や、会陰部(えいんぶ)のしびれ感や、排尿排便障害を来します。
その場で、体幹の硬性コルセットをギプスで作りました。
装着してもらうと痛みが和らいで歩行も可能となりました。
ちなみにベルトを付けますので、取り外せます。
現在は、症状が緩和したため、経過観察となります。
今後も再発をしないよう、悪くならないよう、生活指導、運動指導をしました。
(これが、一番大切です!)
最後までお読みいただきありがとうございます。
【クオラ整骨はり灸院】の由美先生は
ドイツの側弯症に特化した運動療法 (シュロス法)のセラピストとして認定されました。
\シュロス ベスト プラクティス ジャパン修了/
側弯症にお悩みの方はクラスに一人はいると言われています
身近な方にも教えていただけたら幸いです
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