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季節ごとの五臓の不調~梅雨~

今週は、鍼灸師のMIYU先生が担当されています

 

東洋医学では季節によって不調が起きやすい臓器(臓腑)というのがあります。遥か昔中国から伝わり日本の四季に合わせた体の特徴です。

 

これから梅雨時期は

湿度が上がり、蒸し暑い日があれば肌寒い日もあり、不安定な天気が続きます。

 

東洋医学では五臓六腑の「脾胃」の不調が目立ち始めます。

 

「脾」は脾臓の脾ですが

西洋医学の「脾臓」と東洋医学の「脾」は

意味することが全く違います。

 

西洋医学で脾臓は臓器を指します

東洋医学では臓器も含めた消化機能の働きそのものを指します。

 

食べたものを受け入れ(受納)て運動し

胃(陰)液で細かく消化(腐熟)し

栄養を各臓器へ送り吸収する(運化)

 

食事から摂れる栄養素を

「水穀の精微」と言います。

 

身心は食べたものからできていますから

水穀の精微を作りだす「脾胃」が

滞りなく仕事をしてくれることがいかに重要かということです。

 

 

「脾は湿を悪(にく)む」という言葉があります。

脾は湿度が高いと働きが鈍くなります。

 

「胃腸が浮腫む」状態では

消化吸収の機能が落ちるという事です。

 

体に余分な水分を溜めないことが大事。

水が多すぎるならば排出する必要があります。

 

梅雨時期は脾胃に湿が溜まりやすいです。

 

体の水の調整は尿か便、汗からしかできません。

脾胃が不調の方は

 

◆朝一杯の白湯

◆少し汗ばむ運動

◆半身浴

 

などが不調改善に役立ちます。

 

 

脾胃が元気かどうかを見極めるポイントは

 

◆食欲不振

◆お腹が重い

◆手足がだるい、力が入りにくい

◆疲れやすい

◆軟便・下痢

◆舌の色が淡い、歯形がある

◆気分が落ち込み同じことでずっと悩む

◆お天気が悪い日に上のどれかが悪化する

 

1~2 :様子をみましょう

3つ  :少しづつ改善必要

4つ以上:改善しましょう


 

さらに詳しく知りたい、自分の体調をより深めたい方は

今週末に「五臓と脾」のオンライン講座へ。

 

●【季節でみる五臓と経絡~梅雨と脾~】 

  6月5日 10:00~11:00 

 

脾胃の改善をしたい方は来週末の「お灸」の講座へ。

●【お灸でセルフケア】

   6月12日 10:00~11:00AM

 

 

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