【症例報告④子どもの腰痛には要注意!水球の遠投時に腰が痛い_14才・男の子】

 

 

こんにちは。

 

 

【姿勢美人プログラム】でご好評頂いております、東京都 練馬区 石神井公園駅前、クオラ整骨はり灸院の【中川 由美】です。

 

 

症例報告4回目は、【子どもの腰痛】についての症例をご紹介いたします。

 

子どもが腰痛を訴えた時は、この症例のように骨折を起こしていることもありますので、注意してください。

 

 

4月中旬に部活(水球)中に遠投して受傷、5月はじめに当院を受診されました。

 

日常生活上での痛みは強くなく、水球で遠投をすると、痛みが出るということでした。

 

守備はキーパー、立ち泳ぎをしながら遠投をすることが多く、その際、腰に捻りと屈伸の負担がかかります。

 

<初診時所見>

Kemp Test(+)

回旋痛(-)

下肢神経症状(-)

ハムストリングス Tightness

 

<経過>

ゴールデンウィーク中に部活の練習時間が長くなり、練習内容もハードになった為か、痛みが増悪し、Kemp Test(+)に加え、回旋痛(+)・第5腰椎棘突起圧痛(+)となったため、

 

腰椎椎弓部の疲労骨折(腰椎分離症)を疑い、レントゲンおよびMRI検査を提携病院に依頼しました。

 

レントゲンで骨折線は認められなかったが、MRIにて第5腰椎左椎弓部に骨髄浮腫が認められ、疲労骨折と診断されました。

 

 

<治療方針>

 

完全には分離しておらず癒合が期待できるため、運動を中止して硬性コルセットにて管理することになりました。

硬性コルセットを3ヶ月間した後、軟性コルセットに変更し、少しずつ筋力強化とハムストリングスのストレッチなどをしていきます。

 

 ↑ 始めたころは、コロンと後ろに行ってしまってましたが、上手になりました。これができない子が非常に多いです。

子どもが、部活などの繰り返しの運動で、腰が痛いと言っているときは、要注意です!!

 

 

「子どもが、腰痛なんて?!」、「やる気の問題でしょ!」

 

などとそのまま放っておくと、骨がきちんと癒合せず、

将来、【分離すべり症】になり腰痛のリスクが高まります。

 

 

腰椎疲労骨折(腰椎分離症)は、とにかく早く発見し、治療を始めることがとても重要なのです☆

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 


クオラ整骨はり灸院 さんは  開院6周年を迎えられます

 

昨年は、Projectと一緒にコラボイベントを開催させていただきました

 

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