血と更年期と老眼
皆さんこんにちは。薬膳講師のなおみです。
先日マルシェに参加し薬膳グラノーラや薬膳茶などを販売してきました。
ご一緒した出店者の方々は、ハンドメイド作家さんやお菓子屋さんなど、商品を作る際に繊細な作業が多いのはもちろん、値札を張ったりPOPを作ったりとこれまた細かい作業が続くかたばかり。
私も昔から細かい作業や手元に集中する作業って好きだったので、色々と制作に関するお話などをしていて…ずっと聞いてみたかった質問をぶつけてみました。
『目、辛くないですか?』
そして(同年代の方から)返ってきた答えは
『見えない!』 & 『老眼鏡!』
40代後半ともなれば、目がかすんだり、なんだかポッポするようなことも他人事でなくなってくるので、そりゃぁ老化を自覚させられます。
中医学的にみると、老眼や更年期をひと言で老化現象と片付けずに
目の調子は『肝』 老化現象は『腎』が鍵を握ると考えます。
そして、この肝と腎の関係というのは
【肝の血が腎を養い、腎の精が肝を養う】 ということ。
なんのこっちゃ?かもしれませんが、肝と腎、お互いが充実してないと目もやられるし老化も進む、ということです。
そのうえ肝の血も重要になってくるので、更に【血の充実】を図る必要もあります。
おすすめ食材としては
➡黒きくらげ・人参・ほうれん草・ぶどう・アワビ・いか・牡蠣・かつお・サバ・たら・ぶり
レバー類・鶏卵などが、補血や養血と呼ばれる代表的なものとして挙げられます。
ココに挙げた食材は肝や腎に作用するものも多いので、ぜひ取り入れてみてくださいね!
老化を止めることはできませんが、できるだけ緩やかに、あんまり気にしないでいい状態で生活したいものです。
皆さんも薬膳の知恵、ぜひ活用してみてください!